Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5030216」不具合情報まとめ

Windows
Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5030216」不具合情報まとめ

累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。

この記事では2023年9月12日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5030216」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。

(2023/10/4更新)リモートデスクトップがクラッシュする

情報ソース

Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5030216」の主な更新内容

ユーザー報告されている不具合・脆弱性

リモートデスクトップがクラッシュする

一部環境において、リモートデスクトップ使用時に問題が発生する可能性があります。

あるユーザーの報告によると、「ユーザー アカウントにリモートログインが許可されていないため、接続が拒否されました。」と表示されたのこと。

回避策

・【回避策1】
この更新プログラムをアンインストールすると不具合が解消する場合があります。

▼アンインストール方法はこちら

・【回避策2】
レジストリ値を新規追加します。(※企業で管理しているPCの場合、必ずIT管理者に相談してからレジストリを編集するようにして下さい。)

1.レジストリエディタを開きます。

2.以下のパスまで移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server

3.新規で「fDenyTSConnections」をDWORDで追加し、値を「0」に設定します。

既知の不具合

エラー

一部バージョンのVMware ESXi仮想マシンが起動しなくなる

一部バージョンのVMware ESXiで、Windows Server 2022を実行しているゲスト仮想マシン(VM)にKB5022842をインストールすると起動しなくなる可能性があります。

この不具合はVMware ESXiのバージョンが「vSphere ESXi 7.0.x以前のバージョン」で、かつ「セキュアブートが有効になっている」場合に影響を受けます。

回避策

この問題は2023年2月21日にリリースされたVMware ESXi 7.0 U3kで解決されました。

9月の累積更新プログラム一覧

Intune、MECM(SCCM)を使えば不具合の修正パッチも大量のPCへ同時に適用可能です!

Intune、MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に修正パッチや更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではIntune、MECMの初期設計から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!