Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5011497」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年3月8日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5011497」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/3/18更新)リモートデスクトップゲートウェイ(RD Gateway)の役割が機能しない不具合の回避策を更新
(2022/3/16更新)リモートデスクトップゲートウェイ(RD Gateway)の役割が機能しない不具合
情報ソース
Windows Server 2022向け累積更新プログラム「KB5011497」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
リモートデスクトップゲートウェイ(RD Gateway)の役割が機能しない不具合
一部の環境で、2022年3月の累積更新プログラムを適用後、リモートデスクトップサービスの役割を提供するサーバーでリモート接続が機能しなくなる不具合が確認されています。
この不具合は2022年2月4日NET Framework 4.8 用更新プログラム「KB5011258」が欠落している場合に発生します。
回避策1
KB5011258をインストールすると解消されます。
回避策2
リモートデスクトップサービスの役割を再インストールすると解消される場合があります。
回避策3
サーバーをドメインから一時的に外し、再参加させると解消する場合があります。
既知の不具合
1月の累積更新プログラムに不具合 AD情報取得時にアプリが開かない、0xc0000005エラー
スマートカード認証使用時に接続の認証に失敗する不具合
この更新プログラムをインストール後、リモート デスクトップを使用して信頼されていないドメイン内のデバイスに接続すると、スマートカード認証を使用するときに接続の認証に失敗することがあります。
「 [デバイス名] への接続に使用された資格情報が機能しません。 新しい資格情報を入力してください。」や、赤色の「ログイン試行に失敗しました」というメッセージが表示されます。
回避策
この不具合は 既知の問題のロールバック (KIR)を行うと改善されます。
3月の累積更新プログラム一覧
MECM(SCCM)を使えば更新プログラム適用がもっと効率的に!
毎月リリースされる更新プログラムの適用をもっと効率化しませんか?
MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではMECMの構築から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!