Windows Server 2016向け累積更新プログラム「KB5015808」不具合情報まとめ

累積更新プログラムには不具合修正や追加機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年7月12日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5015808」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/7/28更新)FSlogixがログオンロックを取得できなくなる不具合
(2022/7/20更新)リモートデスクトッププロトコル(RDP)が機能しなくなる不具合
情報ソース
Windows Server 2016向け累積更新プログラム「KB5015808」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
FSlogixがログオンロックを取得できなくなる不具合
Redditのユーザーによると、この更新プログラムをインストールすると、10分間ほど黒い画面になり、シェルインフラストラクチャホストが動作を停止する場合があります。
クリックすると、通常のデスクトップに戻ります。
アプリケーションログに以下のように記録されます。
The winlogon notification subscriber
is taking long time to handle the notification event (StartShell).
(winlogon通知サブスクライバーは、通知イベント(StartShell)の処理に長い時間がかかっています。)
回避策
【一時的な回避策】
frxsrvcサービスを強制終了させると一時的に解消する場合があります。
【回避策】
この更新プログラムをアンインストールすると解消する場合があります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
リモートデスクトッププロトコル(RDP)が機能しなくなる不具合
この更新プログラムをインストールすると、一部環境でリモートデスクトッププロトコルが機能しなくなる可能性があります。
回避策
この更新プログラムをアンインストールすると解消する場合があります。
※この更新プログラムをアンインストールすると脆弱性・不具合の修正パッチが全て未適用の状態になります。
▼更新プログラムによって修正される脆弱性・不具合についてはこちらを参照して下さい。
▼アンインストール方法はこちらの記事を参照して下さい。
既知の不具合
Microsoftは現在不具合を認識していません。
7月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows Server 2016累積更新プログラム不具合
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