Windows 10 22H2/21H2向け累積更新プログラム「KB5023696」不具合情報まとめ

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Windows 10 22H2/21H2向け累積更新プログラム「KB5023696」不具合情報まとめ

累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。

この記事では2023年3月14日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5023696」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。

情報ソース

Windows 10 21H1/21H2向け累積更新プログラム「KB5023696」の主な更新内容

ユーザー報告されている不具合・脆弱性

現在不具合情報は見つかっていません。

既知の不具合

エラー

Autopilotでプロビジョニング完了後、クライアントが自動でサインインしない

2023年1月10日以降にリリースされた更新プログラムインストール後、自動ログオンが有効になっている「キオスク デバイス プロファイル」では、自動サインインが正常に機能しない場合があります。

Autopilot がプロビジョニングを完了した後、不具合の影響を受けるデバイスはサインイン画面にとどまり、資格情報の入力を求められます。

回避策

現在Microsoftは解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。

Microsoft Edgeの不具合

カスタムオフラインメディアや、WindowsカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを使用しているデバイスは、この更新プログラムによってレガシーMicrosoft Edgeが削除されている可能性があります。この不具合は、2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、カスタム オフライン メディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。新しい Microsoft Edgeに自動的に置き換えはされません。

この不具合の回避策

2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージに適用する必要があります。

①下記のコマンドでmsuファイルからcabファイルを抽出します。

KB5000842以外を使用する場合は、コマンドの該当箇所に別の累積更新プログラムを置き換えてから実行してください。

  

expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>

② 下記のコマンドで①で抽出したcabファイルからSSUを抽出します。

expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>

③SSUのcabファイル『SSU-19041.903-x64.cab』が保存先のパスに作成されます。このファイルをイメージスリップストリームした後、累積更新プログラムを適用して下さい。

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