Windows 10 22H2/21H2/21H1向け累積更新プログラム「KB5021233」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年12月13日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5021233」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/12/20更新)12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
(2022/12/19更新)12月の累積更新プログラムKB5021233でブルースクリーンエラーが発生する
(2022/12/19更新)タスクバーの要素がちらつく、タスクバー、アプリの応答が停止する
情報ソース
Windows 10 21H1/21H2向け累積更新プログラム「KB5021233」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
随時更新予定
既知の不具合
12月の累積更新プログラムでXPSファイルが正常に表示されない
12月の累積更新プログラムKB5021233でブルースクリーンエラーが発生する
タスクバーの要素がちらつく、タスクバー、アプリの応答が停止する
2022年9月20日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、タスクバーで以下のような不具合が発生する場合があります。
・天気またはニュースと興味のウィジェットまたはアイコンがちらつく
・タスクバーが応答を停止する
・エクスプローラーが応答を停止する
・WordやExcelなどのアプリケーションが開いていると、問題が発生した時に応答を停止する
回避策
この問題は、Known Issue Rollback(KIR)を使用して解決されます。
この回避策がクライアントデバイスおよび管理されていないビジネスデバイスに自動的に伝播されるまで、最大24時間かかる場合があります。
企業の管理下にあるPCの場合は、特別なグループポリシーをインストールして構成することで不具合を解消可能です。
11月の累積更新プログラムでMicrosoft ODBC SQL Server Driverを使用するアプリが接続に失敗する
Microsoft Edgeの不具合
カスタムオフラインメディアや、WindowsカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを使用しているデバイスは、この更新プログラムによってレガシーMicrosoft Edgeが削除されている可能性があります。この不具合は、2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、カスタム オフライン メディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。新しい Microsoft Edgeに自動的に置き換えはされません。
この不具合の回避策
2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージに適用する必要があります。
①下記のコマンドでmsuファイルからcabファイルを抽出します。
KB5000842以外を使用する場合は、コマンドの該当箇所に別の累積更新プログラムを置き換えてから実行してください。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>
② 下記のコマンドで①で抽出したcabファイルからSSUを抽出します。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>
③SSUのcabファイル『SSU-19041.903-x64.cab』が保存先のパスに作成されます。このファイルをイメージスリップストリームした後、累積更新プログラムを適用して下さい。
12月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows 10累積更新プログラム
>>過去のWindows 10累積更新プログラムはこちら<<
Windows 10バージョン22H2不具合まとめ
Windows 10バージョン21H2不具合一覧
MECM(SCCM)を使えば更新プログラム適用がもっと効率的に!
毎月リリースされる更新プログラムの適用をもっと効率化しませんか?
MECMの機能を使えば、1万台もの大量のPCにも同時に更新プログラムを配布、適用させることが可能です。弊社アーザスではMECMの構築から運用までサポートしています。お気軽にご相談下さい!