アーザスの銀座サテライトオフィスをペーパーレスにした!実際にやってみて良かったこと悪かったこと

トピックス

「紙」は紀元前2世紀頃の中国で発明されたそうです。そして現代に至るまで世界中で使われてきました。

しかし、現在は雑誌、漫画、資料などの紙媒体の電子化が進んでいます。

そして弊社も時代の流れに乗り、銀座サテライトオフィスでペーパーレスを実施しています。

ペーパーレスのために揃えた環境や、実際にペーパーレスにした感想をご紹介します。

ペーパーレスのために揃えた環境

紙の代わりとなる入力デバイスが必要です。

メモ用紙に代わるもの

Microsoft White board + Office365アカウント

入力端末

ipad pro

iPad Pro(1台) + Apple Pencil(1本)

ノートPC(1人1台)

出力先

32インチディスプレイ(みんなで見られる大きめのものが必要です)

サテライトオフィスは新設のため、既存の書類をスキャンするような作業はありません。

要らなくなったもの

  • プリンター
  • 印刷用紙
  • シュレッダー

紙を使うとき

サテライトオフィスでの業務は主に設計・開発ですので、紙が必須となる場面は余りありません。

処理の流れやイメージを伝えるために使いたいと思うことはあります。

そんな時は「iPad Pro」と「Microsoft White board」を使って紙の代わりにしています。
(ディスプレイに手を置いたり、文字を書いたりする感覚が違うのでまだあまり慣れないですが。。。)

Microsoft White boardの使用感について

紙に書くのとあまり違いがありません。

走り書きなど無理な使い方をすると画面に反映されるのに数秒かかりますが、ペン先が意図しないところで認識されるようなことはなく、快適に使えています。

資料について

打ち合わせの資料

打ち合わせではノートPCを持ち寄って資料を参照しつつ、ディスプレイへの出力を行っています。

専用サーバやOffice365(SharePoint)にファイルを置いているので、個別に配布を行うための印刷は不要です。

営業先用の資料

営業先にプロジェクターをご用意いただき、資料を映しながらプレゼンや打ち合わせを行っています。

手元でご覧になりたい営業先に対しては、資料を事前にお送りすることで対応しています。

郵便物の破棄

基本的に重要な書類は本社へ送付されているので、サテライトオフィスで破棄することはありません。

もしシュレッダーにかける必要がある場合は本社に持ち帰っています。面倒ですね。

コスト面はどう?

コスト

ペーパーレスではプリンターやインク、印刷用紙が不要です。ただ、タブレットの購入が必要ですので、初期投資はペーパーレスの方が高くつくと思います。

ですが長期的な目で見れば、消耗品である印刷用紙とインクを買わなくて良いので、タブレットの方が安くなるのではないでしょうか。

最近では印刷用紙やインクの値段も高くなってきているので・・・

Office365アカウントはぺーパーレス化のためだけに導入するのはもったいないので、その他の機能と合わせて導入を検討することをお勧めします。

不満な点

不満な点

慣れない

電子端末にものを描くということに慣れていないため、紙ほどの気軽さがありません。これは徐々に慣れていくのでしょうが、取っつきにくさは感じます。

デジタル・ネイティブな若い人はそう感じないのかもしれません。

共有にすることの弊害

タブレットが1台しかないため待ちが発生したり、共有で使うことで指紋や汚れも気になります。

iPad Proのような高価な端末ではなく、安価な端末が複数ある方がよいと思います。

最後に

まだ紙が主流ですので、いきなり全部をペーパーレスにするのは難しいと思います。

まずは小さな範囲からでもペーパーレス化を進めてみてはどうでしょうか?