物理サーバをVM Converterリプレイス
弊社のホームページはCentoOSの入っているノートで作成したサーバが、Webサーバとして稼働していました。長年ハード障害が発生した場合の対策をどうするか?というのが悩みでした。
ソフトウェアとしてのSQLバックアップやコピーなどの方法はありましたが物理的な障害となると、復旧にはかなりの時間と労力がかかることが予想できましたので今回リプレイスにあたり仮想環境・RAID構成を実装しました。
その軌跡をこちらに記載致します。
ハードウェアに関して
まず最初はハードウェアをどうするかということです。
EsxiのRAID構成をする際、RAIDカードドライバが標準でサポートしているか?というところが一番ネックになります。
ベンダーで用意したRAIDカードはドライバを付属していたりしますがそんなことはできないですし、VMのサポートを受けないとカスタムできないので、今回もサポートしているRAIDカードかつRAID5ができるカードを探しました。
候補となったのが以下のRAIDカードです。
RAID | Ports | HostBusType | Cache | DataTransferRates |
MegaRAID SAS 9271-4i SGL | 4 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
LSI 9260-8i SAS RAID | 8 | x8 lane PCI Express® 2.0 | 512MB 800MHz DDR II SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
LSI 9261-8i SAS RAID | 8 | x8 lane PCI Express® 2.0 | 512MB 800MHz DDR II SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
LSI 9280-8e SAS RAID | 8 | x8 lane PCI Express® 2.0 | 512MB 800MHz DDR II SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
LSI 9286CV-8e SAS RAID | 8 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
Adaptec RAID 6805 ASR-6805 RoHS SGL | 4 | x8 lane PCI Express® 2.0 | 512MB 667MHz DDR II SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
Adaptec RAID 6445 ASR-6445 RoHS SGL | 4 | x8 lane PCI Express® 2.0 | 512MB 667MHz DDR II SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
Adaptec RAID 8405 ASR-8405 Single | 8 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 12Gb/s per port |
Adaptec RAID 71605E ASR-71605E Single | 8 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
ExpressSAS H1208 | 8 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 6Gb/s per port |
ExpressSAS H1280 | 8 | x8 lane PCI Express® 3.0 | 1GB 1333MHz DDRIII SDRAM | Up to 12Gb/s per port |
こちらの要件としては今後の拡張性やRAMが1Gであること、メモリがDDR3であることなどありましたのでパーツの聖地へと足を運びました。
現地では同じような型番のMegaRAID SAS 9361-4iが同じような価格帯でしたので、お店の方と交渉の末こちらにしました。RAID構成についてはDDR2、RAM512MBなど構成にすれればもっとリーズナブルな選択肢が増えると思います。
最後に
順調なはずでしたが・・・選んだRaidカードがハイレベル過ぎたためこの後トラブルを生むことになってしまいました。
それはまた別の記事にしたいと思います。