株式会社アーザス2023年秋季インターンシップ体験記

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株式会社アーザス2023年秋季インターンシップ体験記

私たち5名はインターンシップ生として、株式会社アーザスの2日間に渡る秋季インターンシップに参加しました。

そこで知ることのできたIT業界についてやアーザスの業務内容、体験を通しての感想を書きたいと思います。

アーザスってどんな企業?

アーザスってどんな企業?

どんな事業をしているの?

株式会社アーザス(以下アーザス)はIT業界の中でも情報処理・サービス業界に位置しています。

そんなアーザスの大きな事業内容の一つがインフラ事業です。

データ流出などの事態が起きてしまうと、一度で数十億の被害になってしまうことがあります。このような事態に陥らないため対策の一つとして挙げられるのが、OSを常に最新の状態にすることです。OSの開発元から定期的に提供される最新のバージョンにアップデートすることで、セキュリティの脆弱性をカバーしリスクを最小限に抑えることが可能です。

しかし社員のPC全てを手動でアップデートするのはとても大変です。そこで活躍するのがMCM(旧称:MECM)やIntuneといったシステムです。MCM、Intuneとはマイクロソフトが提供するシステムで、何万ものPCを遠隔で管理することが可能であり、クライアントPCから情報を取集したり、MCMから様々なプログラムを配信することもできます。

アーザスは顧客に対しMCM、Intuneの要件定義から設計、実運用に至るすべてを行い、更新プログラムの配布といった運用のお手伝いまで対応しています。MCMを導入し自社のPCを一元管理できるようになることで、コスト削減による企業の生産性向上やセキュリティ面の向上に貢献しています。

その他にもアプリケーション開発、eスポーツ事業、メディア活動を行い社会に価値を提供しています。

どんな人が働いているの?

インターンシップの前は全く想像できませんでしたが、会社に足を踏み入れた瞬間からアーザス社員に対するイメージが湧き上がってきました。

とても穏やかな空気が流れていて、働きやすい環境だなと感じました。それぞれの場所で皆さんが業務を行っていて何かに縛られている様子もなく自分の空間で業務をこなしている様子でした。この空気感と同じように働く人たちはみな穏やかで、緊張しているインターンシップ生のことを気にして話題を振ってくれる様子がとても暖かく、社風に合った人たちが働いているんだなと感じました。

IT業界とは?

IT業界とは?

5つの分野

インターンシップに参加する前はIT業界だけで5つも分野が分かれていることを知りませんでした。

  • Webインターネット:ネット上で行われる物やサービスの取引であるECサイトなどインターネットを通じたサービスを提供し、世の中を便利にする業界です。
  • 通信サービス:固定電話、公衆電話といった固定通信や携帯電話などの移動通信といったサービスを提供する業界です。
  • ハードウェア:コンピュータやスマートフォンなどの有形の機械の販売、製造する業界です。
  • 情報処理サービス:お客さんの抱えている課題をシステムの導入、運用、保守等を通じて解決します。
  • ソフトウェア業界:お客さんの抱える課題をソフトウェアの開発、提供を通じて解決します。

アーザスは情報処理サービスという分野で、顧客が抱える問題をインターネットサービスによって解決し、より良い環境にするための支援を行っています。

エンジニアって何者?

エンジニアには色々な種類があることは知っていましたが、どんな種類があって具体的に何をするのかは知りませんでした。

エンジニアとは「工学の知識や技術を利用して便利で快適な環境を作る技術者」のことです。その中でも情報処理サービスで活躍しているのはITエンジニアという人たちです。

ITエンジニアとは、情報技術に関する専門的なスキルや知識を活用して、システムやITインフラを設計・構築・運用する仕事です。アーザスには「アプリケーションエンジニア」と「インフラエンジニア」の2種類のエンジニアがいます。

アプリケーションエンジニアはプログラミングを使ってシステムやアプリを開発する仕事です。インフラエンジニアはPCをMECMやIntuneといった、ネットワークを通して、多数のコンピューターを管理するシステムを使って一括管理します。お客様が安全で快適にPCを使えるようにする仕事です。

このように様々な業界やエンジニアの種類があるので、自分がどの業界なら活躍できるか業界研究、自己分析することが大事だと感じました。

MCMとは

MCMとは

正式名称は「Microsoft Configuration Manager」です。名前の通りマイクロソフトの開発した構成を管理するツールです。

主な役割

  • PCの状態やインストールされたアプリを見る
  • PCに更新プログラムやアプリを配信する
  • PCにOSをインストールする

これらをまとめて遠隔で一括管理できるのがMCMです。

これ使ってどんなメリットがあるの?

MCMにはこのようなメリットがあります。

  • 人件費や販売管理費が節約できるから別のことに予算を使える
  • 自社のPCの状態を適宣チェックできるからセキュリティが向上
  • 自社のPCの情報を一点に集められるから社員のリモート業務も安心

MCM体験

MCM体験

私たちが実際に経験したMCM体験について簡単に紹介します。

2チームに分かれ、次の3つの作業を体験しました。

  • パッケージの配信
  • ソフトウェア更新プログラムの配信
  • インベントリの収集

どれも初めて行うことだったのでとても苦労しました。

パッケージの配信

主にアプリケーションの配信を行います。今回はGoogle Chromeのセットアップを行うパッケージを使い、実際に配信できたか確認作業を行いました。

ソフトウエア更新プログラム配信

WSUSという機能と連携し更新プログラムをクライアントPCに配信する作業を行いました。

1つ目パッケージの配信と内容が似ていますが、難しさでいうとスーパーマリオの穴を埋めた1-1だそうです。(社員談)
私たちはそこそこ苦戦してしまいましたがようやく慣れてきてなんとかクリアすることができました。

この更新プログラムの配信状況はMCMにある「監視」という項目からPCごとに常に監視することができますので、正常に配信されないPCがすぐに分かります。

インベントリ収集

それぞれのクライアントPCに保存されたデータの「種類」や「項目」など各種データの一覧(インベントリ)を集める作業を行いました。

MCM体験の感想

Aチーム

MCMが何なのか全く分からず、難しかったら・・・という不安が大きかったです。しかしみんなで協力して作業に慣れてくるとサクサクと進めることができました。

Bチーム

MCM体験では手順通りに行っても上手くいかないときも多々ありました。しかし、上手くいかないからこそ成功したいという気持ちがこみ上げてきました。分からないことは積極的に社員さんにお聞きし、実践し、そこで上手く手順通りに行えた時は、ただ嬉しかったです。

2日間のインターンを通しての感想

Aチーム

普段PCを触るにしても、コントロールパネルやコンソール等を使用する機会はほとんど無いに等しい状態でした。しかしとても詳細な手順書を用意していただき、チームで協力することで不慣れな自分でも進めていくことができました。また分からない点はその場で社員さんに教えていただき、後の説明をしっかり聞くことでカバーしていくことができました。

初めはMCMだけでなくIT業界についても分からないことだらけでしたが、インターンシップを通して多くの知識を身につけることができました。また皆様の親身なサポートもと、新しいことにチャレンジする楽しさも感じることができました。

このような機会を提供してくださったアーザス様、そしてお世話になった社員の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。貴重な経験をありがとうございました。

Bチーム

インターンシップの最初は自分が今何をしているのかさえも分からず、初めての仲間、初めて聞く言葉、やったことのない作業、と聞いたことがないことばかりだったので、正直不安でしかありませんでした。

ですが、困っているとすぐに声をかけてくださる社員さんが近くにいてくださり、とても安心できました。また2日間に渡りチームで情報共有し教え合うという環境で今回のインターンができたことが良かったと感じています。