Windows Server 2016向け累積更新プログラム「KB5008207」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が多いため、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2021年12月14日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5008207」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/1/6更新)12月の更新プログラムインストール後、サーバーが応答停止する不具合
情報ソース
Windows Server 2016向け累積更新プログラム「KB5008207」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
随時更新予定です。
既知の不具合
12月の更新プログラムインストール後、サーバーが応答停止する不具合
サインインなどのサーバー全体の処理が遅くなったり、時間の経過とともに画面が真っ暗になるなど、最終的にサーバーが応答しなくなる不具合がWindows Server環境で確認されています。
回避策
緊急修正パッチKB5010195がリリースされています。
エラーコード0xC004F074が表示され、Windows 10 Enterprise LTSC 2019,2016を実行するクライアントデバイスのライセンス認証に失敗する不具合
2021年4月22日以降にリリースされた更新プログラムのインストール後、キー管理サービス (KMS) ホストとして使用されるWindows Serverに不具合が発生し、Windows 10 Enterprise LTSC 2019およびWindows 10 Enterprise LTSC 2016を実行しているクライアントデバイスはライセンス認証に失敗する場合があります。
「エラー:0xC004F074 ソフトウェアライセンスサービスからコンピューターをライセンス認証に失敗したと報告されました。キー管理サービス(KMS)に接続できませんでした。追加情報についてはアプリケーションイベントログを参照してください。」というエラーが表示されます。
①アプリケーションイベントログを参照するにはクライアントデバイスの「イベントビューアー>Windowsログ>Application」に移動します
②イベントID:12289が無く、イベントID:12288のみが表示される場合、これは次のいずれかの状態を意味します。
・KMSクライアントはKMSホストに到達できませんでした。
・KMSホストが応答しませんでした。
・KMSクライアントは応答を受信しませんでした。
この問題は新しいカスタマーサポートボリュームライセンスキー(CSVLK) を使用している場合にのみ発生します。 他のバージョンまたはエディションの Windowsライセンス認証には影響しません。
回避策
Microsoftはこの不具合を調査中です。
12月の累積更新プログラム一覧
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