Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5025239」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能など適用される機能が含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2023年4月11日(現地時間)にリリースされたWindows 11バージョン22H2向け累積更新プログラム「KB5025239」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2023/5/9更新)一部アプリで中国語、日本語の音声認識などの入力に失敗する
情報ソース
Windows 11 22H2向け累積更新プログラム「KB5025239」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
現在不具合情報は見つかっていません。
既知の不具合
一部アプリで中国語、日本語の音声認識などの入力に失敗する
この更新プログラムをインストール後、一部のアプリで中国語、または日本語の使用時に、音声認識、表現力豊かな入力、および手書き入力で、特定の単語を認識できない場合や、音声認識または影響を受ける入力タイプからの入力を受信できない場合があります。
この不具合は、Speech Recognition Grammar Specification (SRGS) を使用した音声認識を使用するアプリのみ影響します。
回避策
1.タスクマネージャーを開きます。
2.「プロセス」タブを選択し、「ctfrmon.exe」を探し、選択します。
3.「タスクの終了」ボタンをクリックします。
4.タスクの終了後、「ctfmon.exe」の新しいインスタンスが自動的に開始されます。
5.再度影響を受けるアプリを開くと、音声認識やその他の入力タイプを使用できるようになります。
一部のサードパーティ製UIカスタマイズアプリを使用するデバイスが起動しない
数GBのファイルをコピーするとパフォーマンスが低下する
リモートコンピューターから Windows 11 コンピューターにSambaファイルなどの数GBほどの大きいファイルをコピーすると、コピー(読み取り)時にSMB よりもスループットが40%低下する可能性があります。
同じファイルを22H2以外のデバイスにコピーしても、この問題は発生しません。
回避策
Microsoftは現在、解決に向けて取り組んでおります。
以下のコマンドのどちらかを実行してコピーすることでこの不具合は回避可能です。
・【robocopyコマンドでコピーする場合】
robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.img /J
・【xcopyコマンドでコピーする場合】
xcopy \\someserver\someshare c:\somefolder /J
0x800700b7エラー等でプロビジョニングパッケージが正常に動作しない
Windows 11 22H2でプロビジョニングパッケージを操作すると、「0x800700b7エラーが発生する」「Windowsが部分的にしか構成されない」、「Out Of Box Experienceが終了しない」、「予期せず再起動する」など、期待通りに動作しない可能性があります。
Windows Autopilotを使用するプロビジョニングの場合は、この問題の影響を受けません。
回避策
Windows 11 22H2にアップグレードする前にWindows デバイスをプロビジョニングすると、この不具合を回避可能です。
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