Windows10のプロビジョニングパッケージっていつ使うの?
以前、プロビジョニングパッケージについてご紹介しました。
実はこのケースはプロビジョニングパッケージの使い方の一例に過ぎません。
いまいち普及していないプロビジョニングパッケージですが、いったいいつ使うんでしょうね?
ちょっとした補足をしようと思います。
プロビジョニングパッケージはWindows10がインストールされているPCに使うもの
プロビジョニングパッケージは Windows10 の各種設定やアプリケーションなどを固めたものです。
その企業ならではの設定(ドメインとか)やアプリケーションです。
Windows10 がプリインストールされているPCが納入されるのであれば、プロビジョニングパッケージをPCにコピーしてダブルクリックすれば終了です。それだけでその企業仕様になるのです。
時間をかけてOSのインストールから始める必要はありません。簡単ですね。
なぜSysprepでプロビジョニングパッケージを使ったの?
最初に紹介した記事を読んだ方の中には、Sysprep中にプロビジョニングパッケージを使う、というように誤解された方がいるかもしれません。
正確には、Sysprep した Windows10 に対してプロビジョニングパッケージを使っています。
通常通り応答ファイルを適用するとエラーが起きてしまうので、代わりにプロビジョニングパッケージを適用しているのです。
最後に
キッティング=OSから戻す、というわけではありません。
Windows10 が入っているPCがあったら(クリーンインストールなら更に良い)、マスターPC + Sysprep をイメージングしたり、SCCM でOS展開するよりも早くキッティングが終わります。
頭の片隅に「プロビジョニングパッケージ」を入れておくと、キッティングがとても楽になるかもしれませんよ。