Windows 10 22H2/21H2/21H1向け累積更新プログラム「KB5019959」不具合情報まとめ
累積更新プログラムには不具合修正や追加機能などが含まれており、その分不具合も多く発生します。そのため、適用する前に一度不具合情報を確認することをおすすめします。
この記事では2022年11月8日(現地時間)にリリースされた累積更新プログラム「KB5019959」の不具合・脆弱性情報とそれを回避する方法をまとめています。
(2022/12/7更新)11月の累積更新プログラムでMicrosoft ODBC SQL Server Driverを使用するアプリが接続に失敗する
(2022/11/18更新)デスクトップまたはタスクバーが一時的に消えたり、応答しなくなる
(2022/11/15更新)11月の累積更新プログラムでDirect Accessが再接続できない不具合
(2022/11/15更新)11月の累積更新プログラムでドメインユーザーを利用したサインインに失敗、エラーが発生する
(2022/11/14更新)ダイレクトアクセスが機能しなくなる
(2022/11/11更新)11月の累積更新プログラムで一部の応研株式会社製会計アプリでエラーが発生する
情報ソース
Windows 10 21H1/21H2向け累積更新プログラム「KB5019959」の主な更新内容
ユーザー報告されている不具合・脆弱性
11月の累積更新プログラムで一部の応研株式会社製会計アプリでエラーが発生する
既知の不具合
11月の累積更新プログラムでMicrosoft ODBC SQL Server Driverを使用するアプリが接続に失敗する
11月の累積更新プログラムでドメインユーザーを利用したサインインに失敗、エラーが発生する
デスクトップまたはタスクバーが一時的に消えたり、応答しなくなる
デスクトップまたはタスクバーが一時的に消えたり、デバイスが応答しなくなったりするエラーが発生する場合があります。
回避策
この問題は既知の問題のロールバック(KIR)で修正されており、デバイスの再起動でこの不具合を修正可能です。
解決策が自動的に反映されるまで、最大24時間かかる場合があります。
回避策2【企業で管理されているデバイスの場合】
企業で管理されているデバイスの場合、特別なグループポリシーを構成する必要があります。
これらの特別なグループ ポリシーの展開と構成の詳細については、「グループ ポリシーを使用して既知の問題のロールバックを展開する方法」を参照してください。
▼グループポリシーはこちら
11月の累積更新プログラムでDirect Accessが再接続できない不具合
Microsoft Edgeの不具合
カスタムオフラインメディアや、WindowsカスタムISOイメージから作成されたWindowsインストールを使用しているデバイスは、この更新プログラムによってレガシーMicrosoft Edgeが削除されている可能性があります。この不具合は、2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、カスタム オフライン メディアまたは ISO イメージが作成された場合にのみ発生します。新しい Microsoft Edgeに自動的に置き換えはされません。
この不具合の回避策
2021年3月29日以降にリリースされたサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージに適用する必要があります。
①下記のコマンドでmsuファイルからcabファイルを抽出します。
KB5000842以外を使用する場合は、コマンドの該当箇所に別の累積更新プログラムを置き換えてから実行してください。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>
② 下記のコマンドで①で抽出したcabファイルからSSUを抽出します。
expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>
③SSUのcabファイル『SSU-19041.903-x64.cab』が保存先のパスに作成されます。このファイルをイメージスリップストリームした後、累積更新プログラムを適用して下さい。
11月の累積更新プログラム一覧
過去のWindows 10累積更新プログラム
>>過去のWindows 10累積更新プログラムはこちら<<
Windows 10バージョン22H2不具合まとめ
Windows 10バージョン21H2不具合一覧
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