2022年12月16日(現地時間)、今年2022年6月にサポートが終了したInternet Explorer 11(IE11)が2023年2月14日に完全廃止されることがアナウンスされました。

IE11の完全廃止は更新プログラムではなく、Microsoft Edgeアップデートで実施されます。

情報ソース

Microsoftのアナウンス

サポート対象外のInternet Explorer 11(IE11) デスクトップ アプリケーションは、2023年2月14日にWindowsの更新ではなくMicrosoft Edgeの更新を通じてWindows 10の特定のバージョンで完全に無効になる予定です。

まだIE11からMicrosoft Edgeにリダイレクトされていない全てのデバイスは2023年2月14日にリダイレクトされる予定です。

IE11のサポートは既に終了

既にIE11は今年2022年6月上旬にサポートが終了しています。

しかし、あくまで「サポートが終了した」だけで、実は完全に消去されていませんでした。

アーザスBlog

 

https://a-zs.net/ie11_endofsupport_2022

2022.03.28

【残り2ヶ月半】2022年6月16日にInternet Explorer 11のサポートが終了

今年2022年6月16日（日本時間）にIE11（Internet Explorer 11）のサポートが終了します。対象のOSでIE11をお使いの場合はすぐにでも移行準備を行うことをおすすめします。(2022/4/5更新)「IE COMオブジェクト機能」の問題が解消(2022/3/30更新)【参考情報】IEモードとMicrosoft Edge間で双方向にCookieが共有可能に動画はこちらから▲クリックで視聴可能です。Microsoftの発表▼日本時間2021年5月20日、MicrosoftからIE11のサポート終了が発表されました。Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 ...

Edgeのアップデートで完全無効に

IE11は2023年2月14日にリリースされるMicrosoft Edgeのアップデートで完全に廃止されるとのことです。

その日以降にIE11を開こうとするとEdgeへリダイレクトされます。

スタートメニュー、タスバーのアイコンは2023年6月に削除

スタートメニューやタスバーなどのアイコンはアップデート適用後にも残りますが、2023年6月13日にリリースされる累積更新プログラムの適用で削除されます。

スタートメニューやタスクバーのIE11アイコンなどのIE11のビジュアルリファレンスは、2023年6月13日に予定されている2023年6月のWindowsセキュリティ更新プログラム(「B」リリース)によって削除されます。

IE11が消去されないOS

以下のOSからはIE11は削除されません。

• Windows 8.1
• Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)
• Windows Server SAC (すべてのバージョン)
• Windows 10 IoT Long-Term Servicing Channel (LTSC) (すべてのバージョン)
• Windows Server LTSC (すべてのバージョン)
• Windows 10 クライアント LTSC (すべてのバージョン)
• Windows 10 中国政府版

引き続きサポートが継続される機能

• Microsoft EdgeのInternet Explorerモード(IEモード)
• WebOC、COMオートメーションを含むInternet Explorerプラットフォーム (MSHTML/Trident)

まだ対策を取っていない企業は注意!!

まだ対策をしていない場合は完全廃止前に以下の対策を取りましょう。

• IE11以外のブラウザでもWebシステムが動作する仕様に改修する
• 顧客にIEモードを使用してWebシステムを利用するようアナウンスする