2024年新入社員研修 チームBのeスポーツ研修レポート!
弊社では毎年、新入社員研修の一環として新入社員主導でのeスポーツイベントを開催しています。今年は新入社員を2チームに分け、2週連続でイベントを開催しました。
今回は、私たちチームBがeスポーツイベントを開催して学んだことをご紹介します。
eスポーツ研修とは
eスポーツイベントの企画や運営を自分たちでゼロから行うという研修です。
なぜeスポーツ研修をやっているのか
チームで仕事をする上で大切なことを短期間で学ぶことができます。
私たちもこの1ヵ月間eスポーツ研修を通じて多くのことを学びました。
どんなことが学べるのか
企画立案、資料作成、プレゼン、プロジェクト管理、機材選定、環境構築、テスト、イベント当日の運営・・・。
これらは私たちがeスポーツ研修を通じて経験したことの一部です。一連の流れを自分たちでゼロから行うことで、チームで行うプロジェクトのイメージを掴むことができました。
eスポーツ研修のここがすごい
研修でeスポーツを扱うことのメリットをご紹介します。
1.興味を持って取り組める
今やゲームはとても身近なものになりました。ゲームを扱うeスポーツ研修は親しみやすく、興味を持って取り組むことができました。
2.トラブルシューティングが身につく
eスポーツイベントを開催するにあたって、映像や音声のトラブルはつきものです。
準備を進めるうちに、だんだんと解決策を自分で調べる力や「なんとなくここが問題点じゃないか」と予想できる知識がついていきました。
3.社員の交流の場になる
集大成として行ったeスポーツイベントには、多くの方に参加していただきました。会場も盛り上がり、よい交流の機会になったのではないかと思います。
ここから私たちがどのようにしてeスポーツ研修を進めていったかを、実際の流れに沿って紹介していきます。
企画
チームで話し合ってイベントの概要を決め、資料を作成して稟議を行いました。またWBSを作成して研修全体のおおまかなスケジュールをチーム内で共有しました。
アイディア出し
最初に以下の3つのことを話し合いました。
1.eスポーツイベントを開催する目的
- eスポーツイベントを楽しんでもらう
- ゲームを通じて社員同士の交流を深める
この2つを目的としました。
2.使用するゲーム
社員同士の交流を深めるためには、多くの人が気軽に参加できるゲームを選ぶことが重要だと考えました。
そこで今回のイベントでは
- 初めてプレイする人でも操作方法やルールが分かりやすい
- ゲームの上手さが程よく反映されるゲーム性
- 敗者復活的な要素がある
という点をふまえ、Nintendo Switchの「スーパーボンバーマン R2」を選びました。
3.対戦形式
チームメイトの応援や話し合いを通じて社員の交流を深めてほしいと考えました。そこで「チームで相談して出場順を決め順番にプレイする」というルールを考案しました。
WBSの作成
タスクを細分化し、それぞれに期日と担当者を設定してWBSを作成しました。WBSを作成したことで優先順位が明確になり、効率よく作業を進めることができました。
資料作成
稟議に向けて資料を作成しました。必要な項目を洗い出し、最終的に以下のようにまとめました。
- イベントの目的、テーマ
- 使用するゲーム
- イベント概要
- 告知方法
- 予算
- 賞品
- 必要機材
- 配信について
- 今後のスケジュール
それぞれの項目に担当者を決めて、資料作成を進めていきました。
告知HPの作成
WordPressを用いて告知用のHPを作成しました。
開催日時、場所、参加方法などの重要な情報が大きく目立つようなレイアウトにしました。
また、ボンバーマンの操作方法やルールの解説ページも作成しました。ボンバーマンをプレイしたことがない人でも、ある程度ゲームの雰囲気をつかめるようにしました。
稟議
作成した資料を用いて、弊社代表に対しプレゼンを行いました。
資料の内容については概ね好評でしたが、いくつか指摘がありました。
1.目的が弱い
資料の最も核となる部分なのでより深掘りする。自分たちの考えが伝わるような目的が望ましい、とのことでした。
2.スライドの枚数が多い
自分たちの企画を不足なく伝えることを優先しすぎてしまい、読み手のことを考えていない冗長な資料になっていました。
相手にどう伝わるかを考えながら資料を作成することが大切だと学びました。
準備
イベントを実現するために機材や環境をセッティングしてテストを行いました。また、参加者募集やMCとの打ち合わせなどで、チーム外の方へ連絡する機会も多かったです。
イベント告知
イベントを告知し、参加者にアンケートを行いました。
アンケート結果を元に、所属課やゲームの腕前が分散するよう工夫してチーム分けを行いました。
台本、スライド作成
イベント当日に使用する台本、スライドを作成しました。
台本を作成しイベントの流れが明確になってくるにつれて、全員で確認しなければならない点が次々と浮かび上がってきました。特にゲームが終了して次のゲームを始めるタイミングは、得点集計や画面の切り替えなどを全員で合わせる必要がありました。
ここでは認識を一致させることの難しさを感じました。
機材検証
イベント開催、配信に必要な機材をピックアップし、使い方や動作の確認を行いました。
特に映像と音声の入出力は、思ったように進まず苦労しました。配線やソフト側の設定、機材の相性など、広い視野で解決策を探すことが重要なのだと実感しました。
リハーサル
イベント本番を想定し、実際にボンバーマンをプレイしながらリハーサルを行いました。
想定よりも大幅に時間が余ることが判明したため、以下のようにイベントを第1部と第2部に分割し試合数を増やすことにしました。
- 第1部:当初の予定通りチームで話し合った順番で出場
- 第2部:「新入社員」や「課のリーダー」といった条件に合う人が出場
リハーサルをしなければ気づくことができず、事前に検証することの重要性を身に染みて感じることとなりました。
イベント本番
イベント本番では、音声が二重になってしまったりマイクがミュートになってしまったりと、トラブルがありましたがその都度解決しつつ進行することができました。
また、直前に時間の調整のため第2部を追加しましたが、大いに盛り上がり一安心しました。
参加者の方にも積極的に盛り上げていただき、無事イベントを終えることができました。
ハイライト
イベント当日の名シーンを切り抜いたハイライト動画を作成したので是非ご覧ください!
大会を終えて
大会終了後、参加者に大会についてアンケートを行いました。
現地での参加者や配信を見てくださった方など、全ての回答者から「とても楽しかった」の選択肢を選んでいただけました。
また、自由記入欄では次のような感想も頂けました。
「(先輩後輩など)上下の垣根なくお話することが出来ました」
「初心者でも楽しくプレイができた」
「今回初めてボンバーマンをやってみて楽しかったので、またやりたいです!」
閉会後もたくさんの方々から直接「楽しかったよ!」「お疲れ様」と声を掛けていただき、本当に嬉しかったです。
ゼロからの企画・運営は本当に大変でしたが、おかげでそれ以上のやりがいや達成感を感じられました。
今回の研修での学び
およそ1か月に渡って行われたeスポーツ研修。全体を通して楽しくできましたが、その中で学べたことも多くありました。
何より大事だと感じたのは「相手の目線に立って考えること」です。
この「相手」は時と場合によって変わりますが、今回であれば稟議の際は弊社代表、本番時は参加してくださった社員の方々が該当します。稟議では先述したように、相手にどう伝わるかを意識した資料作りやプレゼンが大切だと学びました。本番に向けても、どのようなルールなら参加者全員が楽しめるか、目的として設定した「社内交流」を活性化させるにはどうすればよいか、ということを考えて準備を進めました。
この「相手の目線に立って考えること」は、実務でも絶対に必要なものだと思います。
研修で得た学びを大切にしてこれからも成長していきたいです。
eスポーツイベントの企画・運営を承ります!
弊社では、eスポーツイベントのお仕事を承っております。交流の一環として、社内esports大会を開催してみませんか?